回転速度はどこまで上がる?

現在、市場に出回っているハードディスクの回転速度は15000rpmが最高だろうか。これだけ高速な回転数を保持し続ける場合、メディアを物理的に回転させる以上、メディアの重さが非常にネックとなってくる。少し前、某社が3.5インチ12000rpmで、2Tバイトのディスクを出したことがあった。そのとき、円盤の物理写真が公開されたが、非常に小さく、2.5インチの一般的なハードディスク並みの大きさだったことを覚えている。特赦も、自分が子供だった頃、バケツに水を入れ、そのバケツに紐をくくりつけ、高速に回した記憶もあるだろう。そのとき、バケツに入れる水の量が多ければ多いほど、腕に係る遠心力は大きくなり、紐が伸びれば伸びるほど、回すのに力が多く必要だったことを、覚えているだろうか。このように、物理的に円盤の大きさや重さが大きくなった場合、それだけ回す力が大きくなる。当然、高速に回転させれば、させるだけ途方も無い力が必要となってくる。従って、既存のハードディスクが、15000rpm止まりなのも、性能的限界点が来ているからなのかもしれない